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季孫子、この時代の当主は季武子ですが、この人物はなかなか有能で、当時としては雄大な構想を持っていた、一種の傑物なのですが、政治的才能と女好きは別物です。 女好きだから孔子の母親の懇願を聞き入れ、己の妾になることを条件に、生まれたばかりの孔子を助命し、いずれ軍役で死んでも構わないと思っていたが、孔子の母が孕んだ上に男児を出産したので、話がややこしくなりました。 云わば、孔子は季孫子と縁続きになってしまった訳で、幾らなんでも縁者を殺す訳には行きません。 この難問を解決すべく、季孫子は再び内臣団長、即ち冄兄弟の父親に相談します。 そして、ここから一大プロジェクトが発動されるのです。 (続く) 追記 真説「春秋」、真説「論語」、並びに真説「孔子」を、故宮崎市定先生に捧げます。
by 3-shikou
| 2008-05-15 23:51
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